英語話者として、指導者として 大切にしている2つの考え

私が大切にしている考えがこの2つ。

伝わる発音で話そう!

間違ってもいいから英語を話そう!

こう考えるに至るまでに、旅や恋、仕事を通じた人との出会いが私を育ててくれました。これから、私、Hirokoが経験してきたことをご紹介します。

発音が伝わらず悔しい思いをした経験

今でこそ誰にでも伝わる発音で話せている私ですが、学生時代に留学先に選んだニューヨークでは、「お前の話している英語はわからない」と言われ追い払われたことが何度もありました。
ある日、私はミュージカルのチケットを買いに行きました。そこでもまた、私は同じように言われるのです。一度窓口から離れましたが、悲しい気持ちや悔しい気持ちでいっぱいになり、そこを動けませんでした。でも、「私、お客さんなんだから!チケット
買うんだから!」と再度挑戦したことを覚えています。
その頃は、観たい日にちと買いたい枚数すら伝わらない発音だったのです。

「伝わる発音で話す」ことの大切さ

その後、フォニックス(発音)を学び、アメリカ人にも、イギリス人にも、オーストラリア人にも伝わる発音を手に入れました。日本語訛りは残るものの、これも個性のひとつだと捉えています。私の英語を笑う人がいても「英語学習者の英語を笑う人なんだな」と思える強さも身につけました。

この経験から、「伝わる発音で話そう!」とコーチングにも発音強化を取り入れています。「笑われたらどうしよう」と不安を感じられる方には「きちんと話を聞いてくれる人と話せば良いよ」とのアドバイスもしています。

あなたは普段、「正しい日本語」で会話していますか?

あなたは普段、「正しい日本語」で 会話していますか?

オーストラリアの友人と話していた時のことです。

「Hirokoは英語がうまいから、僕は恥ずかしい」と言われました。その時は意味がわかりませんでした。

彼はネイティブであり、ペラペラと話し、笑い、楽しそうにしている一方で、私はリスニング力の問題で話題に十分についていける英語力ではなかったためです。正しい英語で話そうと、考えながら話すため速度もゆっくりでした。

ですが、しばらくしてわかったことがありました。
彼の話す英語は、文法的に正しくないことが多かったのです。一方で、私は日本で正しい英語ばかりを勉強していたので、私が話す英語は、ゆっくりでありながら、文法的に正しい英語だったのです。

これを逆の立場で考えてみると、私が友人と関西弁で適当な日本語で話しているところに、外国の方がやってきて、NHKのアナウンサーのような話し方をされたら、やはり私も「恥ずかしい」と感じると思います。

そして、私はアナウンサーのような正しい話し方を身につけたかったのではなく、現地の方たちとの会話に参加できる会話力が欲しかったのだと気がつきました。

その時に、間違っていても、伝わればいいんだという体験をしました。「正しい英語で話さねば!」と思っていた期間は何だったんだろう、とさえ思いました。

日本語学習者との会話で気づいた大切なこと

ここでちょっと、質問です。

「時計が壁にかかっている」と「時計が壁にかけてある」の意味の違いは何ですか?

以前、日本語を勉強中の方から聞かれた質問です。
私はその時に「一緒だよ!」と思いました。そしてハッとしました。
私も英語を勉強している際に、このような小さな違いを気にしていたのかな、それは必要なことだったのかな、と。(実際は「かかっている」と「かけている」は違うのですけどね)

「間違ってもいいから、伝わる英語で」を実践して見えた世界

「間違ってもいいから、伝わる英語で」を 実践して見えた世界

眠らない街ニューヨークで忙しく働く人たちの中には冷たい人もいましたが、街ゆく人たちは優しくて温かい。スーツケースを手に、階段の前で困っていると必ず誰かが手伝ってくれます。
バーで飲みすぎて気分が悪くなってしまった際には、「大丈夫?お水もらってこようか?」と声をかけてくださる方が何人もいらっしゃいました。「家がすぐそこなんだけど、うちで休む?」と聞いてくださった女性もいました。

オーストラリアのホームステイ先は田舎だったので、各家庭が東京ドーム数個〜何十個分もの土地を所有していました。そのことを、当たり前のこととして、自慢でもなんでもなく話すのです。ご近所さんまでワイン持参で車で遊びに行ったりもしますが、
ワイン2杯までなら運転OK!酔っぱらったママの、フラフラした運転で帰ってきたこともありました。

カナダの銀行や携帯ショップには、日本のようなマニュアルはありません。ワーキングホリデー中、そのことに気がついた頃に、銀行にクレジットカードを作りに行きました。最初に行った支店では「あなたのビザでは作れません」と言われました。私は「わっかりましたー」とその支店を出て、隣の支店に行き、また同じ話をしたら今度は「OK!」とすんなり作ってもらえました。

Hiroko自身が「間違ってもいいから」「伝わる発音で」を実践してわかった、現地の人の暖かさ、大らかさ、ギョッとしたこと、おもしろ体験はここでは語り尽くせません。
ぜひ、セッションやレッスンで会話のネタの1つとして引き出してくださいね。

英語は「人とのコミュニケーションツール」

これらの経験から、「間違ってもいいから伝わる英語で」が一番大事なことだと心から思うのです。「間違ってもいいから伝わる発音で」英語を話したら、見える世界は広がります。変わりさえします。

世界の方々とコミュニケーションを図ると、自分の考え方は、なんて凝り固まっていたのだ!と知らされることもあります。文法が間違っていても、伝わる発音で英語が話せるようになれば、日本語では見えなかったものが見えるようになります。

英語ができると、暮らすように海外を旅することができます。
友達もできるし、恋だってできます。仕事だって、できるかもしれません。

英語は、人とのコミュニケーションツールです。

「英語を磨いてコミュニケーションの幅を広げたい・出会いを大切にしたい」という方が、新しい世界への最初の一歩を踏み出せるように。

あなたにも、そうなって欲しいから、あなたに寄り添ってサポートします。

Profile

Hirokoの経歴・プロフィール

職歴・学歴・資格

英会話教授歴

住まいと言語

旅歴

これまで訪れた海外の都市や名所は15カ国41カ所

受講生に聞いた!Hirokoの印象

Our Services